企業紹介

三全精工株式会社

2013年6月14日

三全精工株式会社三全精工株式会社インタビュー

──貴社の社是や企業理念で、伝えたい思いは

三全プレス工業株式会社を設立したのは昭和32年です。その当時、父親が「プレス」 という名前をつけた理由は、「業者が見た時に一目でどういう仕事をしている会社なのかがわかるように」という事でした。昔、プレス業は非常に危険極まりない3K「きつい (Kitsui) 」「汚い (Kitanai) 」「危険 (Kiken) 」と言われ、「安全という事は絶対必要」だという事、また、精度の高い「完全なものを造っていく」という事、そして、「全うする」という事。これらの面を合わせて「三つの全」、「三全」という会社をスタートさせました。社員には自分達が生産している物が、世界に羽ばたいている製品の重要部品として使用されており重要な機能を担っているのだという自信を持ってやってもらいたいと思います。

──技術の強みの領域は

当社の生い立ちである「金型設計製作」がコアとなっており弊社の強みは、金型設計製作、プレス加工がベースになっております。また、難しい製品に「チャレンジ」して、今日があるという認識です。これからも、常にチャレンジしていく気持ちは持って行かないと先はないと思っています。機会ある毎にそういった内容を社員に話して行き、今後もモノづくりと開発の部分において、鍛造品のプレス化など、我々の機械の能力の中で出来るような加工にチャレンジして行きます。

三全精工株式会社インタビュー2

──御社のコアとなる金型で高付加価値を生ませるということは

最近はお客様の殆どが海外で、現地生産、現地調達なので、残念ながら国内の需要が減って来ていることは事実です。メーカーの協力会社が少なくなって行く流れはどうしても食い止められません。しかし一方では、国内で需要のある医療関係や介護、健康などに対してどう取り組むかを常に模索し、そしてお客様にアピールするという状況にあります。この様に新産業分野に対してもチャレンジしております。

──海外展開については

現地生産への現地調達力を高める為、毎年ある一定の要望に応える設備投資は確実にやっています。この4月から9期目を迎えるタイ工場は量産工場の拠点に成らざるをえない流れです。一方、国内の需要をどう取り込むかについては、国内の本社で限りなく複雑なもの、付加価値の高いものにチャレンジして行くという棲み分けを更に進めて行かなければいけない状況です。現在、タイ国でも金型を作っており、更に複雑なものを現地で製作・加工をして行かなければ時流に遅れますが、タイ国の能力を見定めながら、本社と連携を密にしてタイ国で需要が有り高難度の製品の金型は日本で作り、量産は現地でやる形です。本社でロボット化、自動化している物をどんどん海外(タイ国)へ取り入れて行く、一方で金型関係の技術力、もう一方では量産関係の合理化手法も、更に向上させ且つ実践せざるを得ない流れだと思います。日本との連携プレーをする上では日本の技術力、それからマネージメント力、この両方を兼ね備えた人材を送り込む必要があるという事です。

──環境面で社会貢献のため太陽光発電を導入したということですが

これから「大洪水」、「大震災」という状況になった時、発電に関しては太陽光発電を活用するのがベストであると判断しました。導入の検討をしていた頃、(4月から)制度が変わり、資料を調べていくと非常にメリットが大きく、特にCO2の削減など、環境面での対応を図るには太陽光発電というのは非常に優位ではないかと考え、さっそく具体的な調査に取り掛かりました。平成25年3月までに発電量と総投資額などを含めて費用対効果を算出した結果から対応しました。ただ自社のメリットだけ追い求めるのではなく、これからの世の中、石油の削減やCO2の削減などが非常に大事だという面もあります。

──塩尻の一番良い所をPRしてください

やはり海外にない季節感を味わえる所や、台風も山でしっかりガードされている所は、本当に住み良い場所だと思います。水が綺麗で、空気が綺麗と言う面で精密工業が発展する下地があり、そういった面では精密物の仕事は、他の国より競争力が発揮できる“地”であると考えています。

三全精工株式会社

三全精工株式会社は 「精密プレス金型製作・製品加工」を得意とし、確かな技術で世界に高品質を提供するグローバルカンパニーです。代表取締役社長の宇治氏は、塩尻商工会議所の副会頭、塩尻機会金属工業協同組合理事長など、地域、工業関係の要職にも就かれています。今回の取材では、宇治氏に最近の状況を社内外含め、お話いただきました。

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